やっとシネマ歌舞伎を見ました。

去年からみたいと思っていた「シネマ歌舞伎」をやっと見ることが出来ました。
「牡丹燈籠」をみました。

最初は役者さんたちがスクリーンいっぱいに大写しになるもんで(当たり前ですが)、かつらと顔の境界線とか、メイクとかがくっきり見えすぎて、うううんん・・・と思ったのですが、間無しに引き込まれてしまいました。
面白かったです。

歌舞伎は、10年前くらいに「一度くらい見てみるか・・・半分もわからないだろうけど・・・」と非常に消極的な気持ちで見に行ったのですが、幕があいた瞬間、たった2人の役者さんの立ち姿の迫力に圧倒されてしまい、以来とても好きになりました。
しかし、当然のこととはいえ、庶民がちょくちょく見に行けるお値段ではありません。

けれど、この「シネマ歌舞伎」は2000円、舞台の数分の1の料金で楽しむことが出来ます。
パンフレットによると、シネマ歌舞伎とは、「歌舞伎の舞台公演をHD高性能カメラで撮影しスクリーンで上映するという、松竹が開発した、映画とは全く異なる映像作品」だそうですが、歌舞伎を身近に楽しめるものにしたという点で、とても評価できると思いました。ちゃんと「幕間」の設定もあるんですよね。劇場によってはお弁当を売っていたりするのかもしれませんね。

今回の「牡丹燈籠」で、初めて坂東玉三郎を見ました。
坂東玉三郎といえば、超美形の女形としてポスターなどで見るイメージしかなく、見たこともないくせに敬遠していました。

ところが、今更ですが、本当に素晴らしい役者さんなんですね。
いわば「おばちゃん役」としての登場だったのですが、実に実に楽しめました。
それから、前から思っていたことですが、歌舞伎役者さんたちの演技力というのは、なんというか、別格というか、ものすごく力強いですよね。

本当に楽しめました。

私は映画がけっこう好きで、この夏はこのシネマ歌舞伎のほかに「人生に乾杯!」、「サガン」、「サンシャイン・クリーニング」をみました。どれもとてもいい映画でした。
秋にはフランス映画の「ココ・アヴァン・シャネル」があるので、シャーリー・マクレーンの「シャネル」と見比べてみたいと思っていますが、シャーリーマクレーンの「シャネル」はあまりに人が多すぎて、まだみていません。
あまりに人が多いと、映画をみた気がしなくて・・・。
今週中には「エル・カンタンテ」がみたいなあ、と思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました