松本清張が生きた時代のせいもあるのでしょうか。
彼の小説の中に出てくる女性には、ときどき、とんでもなくイライラさせられます。
ついこの間も、『花氷』を読んでいる途中、「馬鹿じゃないの?」という言葉とともに本を投げ捨ててしまいました。
下心の見え透いている性悪男に、「きちんとした約束」をして欲しくて、2軒、3軒とバアをつきあい、挙句の果てには家に上げてしまうとか。
ありえません。
今の女性たちは、昔のオトコに今の住所をつきとめられたら、とっとと引っ越すことでしょう。
バアにつきあう?家に上げる?とんでもありません。
こと女性描写に関していえば、松本清張はどうもいまひとつ・・・ということが50%くらいの確率であるように思います。これは男性読者にはきっと理解できない心情ではないかと思います。
とはいえ、私は決して松本清張嫌いではなく、ファンであることに間違いはありません。
たくさん読み出したのはここ2,3年ですが、時にイライラ~っとしつつも、やはり本屋に行けば真っ先に松本清張のところからチェックしています。
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