2024年6月12日、私たちパレットにとって、「The Big Day」と思われる日がやってきました。
2020年から長く長く続いたコロナ禍で、ずっと訪問させていただいていた、東医療センターいずみ病棟の皆さまとは、まったく会えなくなりました。固く閉ざされた病棟を訪ねるすべはなく、それ以前に、そのようなことができるはずもなく、あの方はこの曲がお好きだった、あの方はイルミネーションのキラキラがお好きだった、と懐かしく思い出すばかりでした。
しかし、2024年になって間もない1月、待ちに待った演奏のご依頼がありました。そして、6月12日水曜日、4年半ぶりに、会いたくてたまらなかった皆さまの前で、演奏することが叶いました。本当に感動でした。
私たちと皆さまとの間は3メートル空けねばならないとのことでしたので、早速に間を輝かせるイルミネーションを作っていきました。「感染症対策での3メートル」ではなく、「キラキラした3メートル」にしたかったのです。その作成には、宗像市の福祉型学校、さつき学院の学院生たちも協力してくれました。
対面で、皆さまの表情を感じながら、皆さまの手や足の動きを見させていただきながらの演奏は、私たちにとって、この上なく深い喜びに満ちたものでした。心からの感謝でいっぱいです。
これから、次のご依頼の9月のコンサートに向けて、また個人練習、リハーサル、イルミネーションづくりと、大変な中にも楽しい作業が続きます。万全の準備をして、皆さまの前に立ちたいと願うばかりです。
この日のために、様々な準備をしてくださった、東医療センターの先生方、スタッフ様に心から感謝申し上げます。遠方から駆けつけてくださった保護者の皆さま、本当にありがとうございました。言い尽くせぬ感謝の気持ちは、ステージで必ずお返ししたいと思います!
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