「里山」をみました。

娘2人と一緒に「里山」をみました。
とてもキレイな映像で、よかったです。
どちらかというと「自然と人間の共存」がテーマのように思いました。
「古来から受け継がれる、人間と自然が共存していく知恵」というか。

2年くらい前にみた、「北極のナヌー」という映画では、「地球温暖化」が「言葉による警告」ではなく、「視覚的説得力を持つ映像による警告」を感じ、映画をみた後の子どもたちとの会話も、かなり危機感迫るものになりました。

今日見た「里山」では、ただひたすら、「日本の自然っていいなあ」と思わされました。
それと、恥ずかしながら、私は椎茸が2年もかかって栽培されるということを知りませんでした。
見終わって真っ先に「お母さん、今度から椎茸が高いなんて言わないようにする!」と思わず言ってしまいました。
「手間に見合ったものの値段」ということを、きちんと消費者が考えないといけないな、なんてことも、今更ながら考えさせられました。

私は甘いもの、とくにケーキ類が大好きで、美味しいと聞けばすぐ買って食べてみたりします。
ここ2年くらい、とても大好きなケーキ屋さんが福岡市の川端にあって、ここのケーキやタルトを食べるのをとても楽しみにしています。
このケーキ屋さんは値段的にはとても高く(と私は思います)タルト1切が600円くらいします。
けれど、店頭の3倍以上はあると思われる厨房で、絶えず職人さんたちが作業をしており、そこで作られたものがそのまま店頭に並びます。
その時々の季節にないものは素材にならず(従って真夏にイチゴのショートケーキはありません)、季節感あふれるものが、おそらく職人さんたちが作れる分だけ並んでいます。ちなみに、このケーキ屋さんの名前は「ボッテガオットー(BOTTEGA OTTO)」といいます。

デパートに並ぶ美しいケーキたちも、ほとんどはきっと工場からやってきているのでしょう。
そして、いろいろな技術が進歩するにつれ、「作る人」のことを、「売る人」や「買う人」が感じられなくなってきた・・・と思うのは私だけでしょうか?

「里山」の椎茸栽培の様子をみて、そんなことを一緒に思い浮かべたりしました。

それから、「里山」の中で、写真家の方が「昆虫採集こそ、日本の子どもの遊び」というようなことを言われていました。それで思い出すのが、はたこうしろうさんの「なつのいちにち」という絵本です。
どこまでも続く青い空、虫を追いかけていって、夕立にあって・・・。そんな夏の1日を、今の子どもたちがどのくらい体験していることでしょうか。
かくいう私の子どもたちも、ちょっと歩こう、と言うと、「ええええええーーーー、車はぁぁぁぁぁ」という軟弱さ。
わが子たちながら、「この腰抜け!」と罵りたくなります。(私は実際に罵ります。)

唯一娘たちが好きな外遊びは「海」なので(潮溜まりにいろいろな仕掛けをかけて、探検しながら何時間でも過ごしています)、出来うる限り朝5時半おき、6時出発、で連れて行きたいと思います。
うちには息子もいるのですが、この子は全く海や山に興味はなく、街に出かける時だけ大喜びでついてきます。同じように育てて、(特に息子と、海に行くのが好きな真ん中の娘は双子です)様々違うというところが面白いなあ、と思います。
それこそ成績も、4人いれば上から底辺まで、バラエティ豊かで、楽しめることこの上ありません。

「里山」をみた、というところからどんどん広がっていってしまいました。
この映像の舞台は琵琶湖のほとりだそうですね。私は行ったことがなく、いつか訪れてみたいなあ、と思いました。このような美しい自然が、いつまでも残されていくことを願いつつ・・・。

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