ロックライブを、公共ホールでできないか考え中です。

カラフルライブvol.3を来年開催したいと思い、企画を開始しました。
私の友人知人が、ブラスその他でよく使っている公共ホール、ああいう場所はどうだろうか、といろいろネットで調べてみました。

するとなんと、公共ホールはたいてい、「利用希望日の1年前」が抽選なのです。
宗像ユリックスは「利用希望日の1年前の同月の初日営業日」。つまり2011年6月25日希望なら、2010年6月1日(閉館日ならば翌日)が抽選日です。
大野城まどかぴあは、利用希望月13ヶ月前から受付開始で、12ヶ月半前に締め切って抽選、だそうです。
つまり、2011年6月に希望なら、2010年5月14日が締め切りだそうです。

もちろん、抽選があった後も空いていれば、利用は可能です。
けれど、土日は基本的に希望が多いので、なかなかその後の予約は難しかったりするようです。
宗像ユリックスも、2011年の2月3月の土日はまったく空いていませんでした。

とにかく、公共ホールでイベントを企画するなら、悠長に構えていてはダメで、早め早めに企画、行動が基本のようです。驚きました。

それから、バンド仲間が「ああいうところは、ロックライブなんかさせてくれないんじゃないか」と心配していましたが、全然そんなことはなく、どこのホールも「どうぞ使ってください!」との対応。
基本的にどこも対応はとてもいいです。
むしろ、この頃はアコースティックブーム?でロックライブは珍しいらしく、とても好意的でした。

そこで、ともかく費用がいくらかかるか見積もってもらおうと、昨日5月11日、宗像ユリックスで舞台担当の方と施設の担当の方と、打ち合わせをさせていただきました。また、今日は春日市のふれあい文化センターの方と電話で詳しいお話を聞かせていただきました。(いずれお会いして、打ち合わせをしてから見積もりを出していただきます)

私はネットで公開されている「施設使用料」「冷暖房費」「備品使用料」の合算でホールが借りられると思っていましたが、ひとつ大きな誤算がありました。それは、「人件費」です。
これはどのホールもネットには載せていないようです。しかし、これが大きい。

【宗像ユリックス】
舞台は使わないときは何もない「素」の状態です。
すなわち、照明も作業灯以外はすべて接続されていません。これを組み立てていただく「照明スタッフ」がまず必要になります。高所での作業ですから、2人は最低でも必要だそうです。そして、照明スタッフは前日仕込みとなりますので、前日と当日、すなわち2日お願いしなければなりません。
そして、ライブですから、当然、音響を管理していただく「PAスタッフ」が必要です。
ユリックスでは最低でもホールスピーカーに1人、モニタースピーカーに1人、と言われました。
この人件費は1人1日あたり21000円(税別)です。

【春日ふれあい文化センター】
照明は設置されているままを使うので照明組み立てのスタッフは必要ありませんが、当日照明とPAを担当してくださる方が必要です。
今日電話で担当の方とお話したところでは、3人は必要だとのことでした。
この人件費は1人1日あたり24000円です。

しかし、ユリックスで打ち合わせさせていただいて、とても勉強になったのは、ホールの舞台担当の方の、「ライブイベントという作品を観客に提供する」というスタンスです。この「舞台をつくるプロとしての姿勢」にとても感動しました。したがって、中途半端なものはできないという、とても強い意識をお持ちです。ですから、私たちは予算の関係上、ほぼぶっつけ本番でライブしたりしますが、こんなことはあり得べからざることのようです。
打ち合わせさせていただきながら、「なるほどな」と思うことが多々ありました。

ユリックスの担当の方も、私たちアマチュア社会人バンドにとても理解があって、「なんとか予算の折り合いがつけば」と、ああでもない、こうでもない、といろいろ提案してくださいました。
感謝です。
おそらく次回ライブイベントは、宗像ユリックスでの開催は難しいでしょうが、いつかできたらいいな、と思った次第です。

また、これをきっかけに、私もホールライブについて少し詳しくなりたいと思いますので、来週は春日ふれあい文化センターで打ち合わせさせていただこうと考えています。

それぞれのホールから見積もりなどが上がってきたら、このブログでも紹介したいと思います。
福岡でライブを考える方の参考になれば幸いです。

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