ガン転移? 父のガン検査で陽性反応が出ました・・・。

父は普段とても元気で、来年2月で80歳ですが、日々町内会のことやら公民館のこと、はたまた趣味の農作業へと愛車「カブ」で飛び回り、数日前のこのブログの記事、
colorful(カラフル)を通して幸せなこと
に書いたとおりです。

そんな父ですが、実は肺癌キャリアで、1年半前、肺を3分の1、取っています。
手術後の主治医からの話には私も立ち会いましたが、肺の中だけではなく、肺の外にも癌細胞が転移していたため、
「5年後の生存率は3分の1です。」
という、かなりシビアな話でした。

しかし、父は「いいんだよ、僕はその3分の1に入るから。」と至って能天気で、
「先生、やれる限りの治療は何でもしてくださいね。」と注文をつけ、それでは、と主治医が
「じゃあ、この日から早速抗がん剤治療をスタートさせましょう。」と言うのに対しては、
「あのー、先生、それは何時で終わりますかね?その日は僕、忘年会なんですわ。」
・・・・・主治医がしばし絶句・・・・・
それでなくても入院中、手術が終わった後は「自己リハビリ」に励み、病院を抜け出してはデパートに「オシャレな」ステッキを調達に行くわ、そのステッキ片手に近くの公園を散歩し、コーヒーまで飲んで帰ってくるわ、まったくやりたい放題でした。

それから1年半過ぎ、ちょっと安心しかけたこの頃でしたが、前立腺ガンの検査で陽性反応が出ました。
今月末には検査入院です。
転移したのだろうか、と、私はとても不安なのですが、父も母も
「ガンなら切ればいいんだから。」
「そうそう、切ってしまえば無くなるんだから。」
「それより、個室に入りたいね。」
と、これまたお気楽な会話を展開しています。

私は心配だけれど、こんな風だからいいのかな、と思ったりします。
不安要素は外野が並べるものではないと思うので、きっと意思的に前向き、お気楽、能天気で乗り越えようとしている両親のありようを、娘としてサポートしていこう、と思っています。

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