6年間過ごした仲間が卒業しました。

パレットファーム

パレットファームには毎週1回、福岡県宗像市の福祉型学校、さつき学院の学院生たちが作業に来ています。今日は今年度最後の農園活動日でした。そして、今日はお別れ会も農園で行われました。今日卒業した仲間の1人は、私が特別支援学校高等部に勤務していた頃、3年間担任し、がっつり関わることができた子でした。幸運にも、卒業後も週1回、作業で3年間関わることが出来、トータル6年、関わることが出来たのでした。しかし、とうとう学院を卒業し、それに伴って週1回の農園作業にも来なくなり、これからは年に数回、会えるだけになっていくのだと思います。

今まで、あたりまえに会えていたことが、あたりまえではなくなるんだと思えば、今日盛大におめでとう~と言えない心境でもありました。けれど、きっとまた新しい世界で、思わぬ才能を開花させていくのでしょう。

私も、コロナ禍で行動が制限された彼女たちがいたからこそ、父の農園を一念発起して大改造することができました。みんなと一緒に活動できる場を!という思いがなければ、今頃パレットファームは存在せず、すさまじい自然の勢いにとっくに負けて、今頃は確実に荒れ果てていたことでしょう。わたしを突き動かしてくれたこと、本当に感謝です。

どうか新しく始まるステージが、彼女たち卒業生にとって幸せに満ちたものでありますように。

卒業、おめでとう。

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