ジャズバイオリニスト、maikoさんについて。

以前から時々このブログでも書いている、ジャズバイオリニストmaikoさんについて、今日は少し書きたいと思います。
以前、私がピックアップをつけたバイオリンの出力について悩んでいたとき、ダメモトでmaikoさんのブログに出力について尋ねる書き込みをしたら、それはそれは丁寧に答えてくださったこと、このブログにも書きました。

もちろんmaikoさんはプロで、東京を中心に連日ライブをされたり、ポッドキャストのパーソナリティをなさったりと、精力的に活動されています。
しかし、一ファンの質問にも、実に丁寧にこたえて下さる姿勢を常に持っていらっしゃるところが、なんというか「なんちゃってプロ」とか、「思い込み一流ミュージシャン」とは全く一線を画しています。
いろいろと私なりにmaikoさんの「舞らじお」でのトークや、プレイを聴いて思うところもあり、メールを出したりしたところ、これまた所属事務所「弦」の久保田さん、maikoさん自身、丁寧に返信してくださいました。

maikoさんの音を聴いていつも思うのは「誠実さ」ですが、とても熱いものも持ってらして、出身地神戸から、単身東京に飛び出してジャズバイオリニストを目指してがんばってこられたんですよね。
こういうところに、maikoさんの魂の中に流れるロックスピリットを私は感じます。

私はラウドネスが大好きで、けれどもどうしてかメタルをする仲間に恵まれず、やっと45になってからメタルバンドを結成しました。
ラウドネスが1980年代にアメリカに進出することになったとき、ボーカルの仁井原実が「英語ができるのはボーカルの務め!」と英語の猛特訓をして、ついにはネイティブのようにしゃべれるようになってしまった、というのは有名なエピソードですが、maikoさんが何のツテもないのに東京に飛び出してバイトでつなぎながら、ひたすら練習に練習を重ね夢を追っていった、というエピソードにも重なるように思います。ラウドネスも、海外進出したものの、ヨーロッパツアーでも飛行機なんか使う大名ツアーではなく、バスに何時間も揺れ、パンを1つ2つかじりながらのツアーだったようで、そうやって無我夢中に突っ走ったからこそ、世界のラウドネスたり得たのだろう、と思っています。

また、高崎晃の言葉に、私は時にハートを揺さぶられるのですが、高崎晃が雑誌のインタビューでこんなことを言っていました。
「演奏のすばらしいアーティストが過激なパフォーマンス、化粧をしたりして魅せてくれるのはグレイトだが、楽器もろくに扱えないのが見た目だけ凝りまくってるのは笑える」(正確に覚えていませんが、大体こんな主旨でした)

これはまったくそのとおりで、以来私も「楽器を扱えるということ」について、常に考え、合間合間に練習を怠らないようにしています。
そして、maikoさんも、もちろんステージに立つ方ですから、それなりにキレイにはしていらっしゃいますが、「まず音」「まず音楽」という姿勢がはっきりといつでも見えているように思います。
悲しいかな私はyoutubeでしかmaikoさんを見たことがないのですが、その小さい枠の中でさえ、その姿勢がはっきり伝わってきます。

私の夢は、いつかmaikoさんと何らかの形でご一緒できることで、ジャンルは全く異なるけれど、私の思う音楽をこれからも追求していきたいと思っています。

maikoさんにはオフィシャルサイト「まっすぐ」
http://www.jvmaiko.com/、
そしてブログもありますので
http://jvmaiko.blog31.fc2.com/
是非みなさん、一度みてみてください。

私もいつまでも情熱を失わない人生をおくっていきたいです。

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