さて1つ前の「新型インフルエンザ直撃!」の記事をアップした後、子どもたちの検温に行きました(ほとんど病院状態です)。
そうしたら、喉の痛みはあるものの順調に解熱していた坊主の容態が急変していて、ぐったりしています。検温すると、なんと39度4分!びっくりして急患センターに車を飛ばし、診察してもらいました。
すると、「リレンザが上手に吸えていないのではないですか?」という診断。
「インフルエンザとは何もしなければ熱はいったん下がり、また上がるもんなんです。だから、これはインフルエンザ本来の進行をしている、とみていいでしょう。リレンザが吸えていないんでしょう」ということでした。
しかし、しかし、発症してから最高で38度5分、ずっと37度台で、リレンザの服用をはじめてからは37度台、36度台、ときているものが、急に39度4分(急患センターでは39度5分でした)になるものでしょうか。
そして、小学校低学年くらいの子ならいざ知らず、中学校2年で「上手に吸えていない」という判断にも疑問が残ります。(これには車の中で息子が「そんなはずない」と言ってました。)
そして、何よりも、急患センターに行って初めて知ったのですが、急患センターには「リレンザの在庫が尽きました。急患センターではリレンザの処方はできません」という貼り紙がしてありました。ということは、リレンザを処方される10代の患者さんにはインフルエンザの検査もしないのでしょう。処方できないのに検査だけする、というのもおかしな話なので。
だけど、急患センターとは、文字通り「急を要する患者さんのためのセンター」なんでしょうから、この在り方で、急患センターと言えるのでしょうか。
それで思い出しましたが、もうずっと昔、私が高熱を出して、仕事もあるから日中ずっと我慢して、ついに夜間同じ急患センターにヨロヨロしながら行ったことがあります。
すると診察してくれた医者は「明日必ず病院に行ってくださいね」と言いました。
確かに「急患センター」は「かかりつけの病院」とは違いますが、うううん、これもどうかと思いました。
当たり前ですが急患センターは、日中一般の病院にかかるよりも高いです。
さっきも、「リレンザが吸えていないんでしょう」という診断をもらって(診察時間およそ1分)2240円を払ってきました。これって時給に換算したら13万4400円です。そしてこれは3割負担の金額なので、病院がもらえる報酬はもっと沢山になると思います。笑えないくらい高額です。
どうも納得いかないような気がしてしまいます。
新型インフルエンザが治っていく過程で、突然の高熱がありうる(季節性インフルエンザを私も子どもも何回かやりましたが、こういうことは初めてです)、ということ、そして急患センターとは何ぞや、ということ。
なんだかそんなことを知ったり考えたりしてしまったこの1時間でした。
みなさんの住む地域の急患センターの状況はどうなのでしょう。
私は、インフルエンザの薬を処方できない急患センターというものが急患センターたりうるのか、とても疑問に思っています。
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