マニキュア。

私はネイルが好きです。
指輪などのアクセサリーはあまりしませんし、親しい人から貰ったもの以外持ってもいませんが、ネイルは好きで、こまめに通っています。
これは、私なりに「謹賀新年」バージョンにしたネイル。

この冬の新色だという、OPIの赤と、ゴールドラメのグラデーションです。
この爪のまま、新年を迎え、過ごしています。

・・・ところが、昨日。
妹から、「そんな爪して・・・」と批判されてビックリしました。
彼女は私より若いのに、こんなことを言うのか、と驚きました。

もちろん、仕事に行くときには、このような濃い色は塗りません。
また、きちんと仕事をしているという自負があれば、常識の範囲内の色を爪に塗っていて何が悪いことがあろう、と思っています。
もちろん、ちょっと上司の顔色を伺う時期が私にもありましたが、今を去ること15年ほどまえ、同僚でもあった高校の先輩から、
「仕事をしている自負と実績さえあれば、何ものにも怖じることはない」
と言われたことも転機になりました。

たかがマニキュアですが、私にとってはどこか自分を支えるものでもあったりしています。

江國香織の『ホリー・ガーデン』の中には、マニキュアを落とせない果歩という女性が出てきますが、彼女が爪のマニキュアについて1人思う場面がとても私は好きです。
・・・五年間。何度おなじことをくり返しただろう。そのたびに果歩はシーツから腕をだし、きれいな色に塗られた爪を凝視して、大人なんだから泣くまいと思った。大人なんだから大人なんだから大人なんだから。・・・

昨日、妹にちょっと「白い眼」で赤い爪を見られたとき、反射的にこの一節が心に浮かびました。
「大人なんだから大人なんだから大人なんだから。」

新年早々、ちょっとひっかかるものがありましたが、今年もネイルはし続けることでしょう。
私はブラックネイルが本当は一番好きだったのですが、このOPIの赤はとてもキレイなので、もうちょっとこの色でもいいかな、と思っています。

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