受験で失敗してしまった君へ。

今日の夕方姪からメールがきました。
1浪していた彼女の妹が、今年も受験に失敗したという残念な知らせでした。
そして、更に、「おばちゃん、妹に会って話をしてやっていただけますか。妹がおばちゃんに会いたいそうです。」と書いてありました。

他でもない、小さなころから可愛がっている姪のことなので、早速連絡して、明日の夜、晩ごはんに連れ出すことにしました。
電話をかけるなり、「おばちゃん、電話ありがとう・・・」とはやくも涙声。
こちらまで泣けてきてしまいました。

私も遠い昔、大学受験をすべて失敗して浪人しました。
周りが次々に進学を決めていき、新生活の準備を嬉々として進めていく中で、予備校の手続きをした、18歳の春。
周りの慰めの言葉、励ましの言葉もうっとうしいばかりでした。
大げさにいえば、春から取り残されたような気がした春でした。
姪は2浪に突入するわけで、その孤独感はいっそう強いことでしょう。

けれど、本当に人生は長い。
そして、なにが幸いするかわからないのが人生です。
いつか、「ああ、この瞬間のために、あの日の涙はあったのか。」と思える日が必ず来ます。
少なくとも、私はそうでした。
涙の中から勇気をかきあつめて、立ち上がってほしいと思います。
がんばれ。

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